オリヤスでは、新卒、中途の採用にかかわらず、社内研修に時間をかけ、その後、本人の希望や適正を踏まえた上で本配属を決定しています。
この過程を怠るとお取引先様にご迷惑をかけるだけでなく、経験の浅い社員に困難な仕事を強いることにもつながり、結果としてせっかくの“未完の大器”の芽を摘んでしまうことにもなりかねないからです。
新たにオリヤスの一員となった社員は、主要部署それぞれで先輩社員の指導のもと、じっくりと研修に励んでもらいます。社内業務の部署では、業界の特徴や慣習、またオリヤスの仕事の流れや業務ルールを学びます。「包装資材業界」は扱い品目が多岐に渡りますが、一品たりともおろそかな管理は許されないためです。
営業社員との同行研修を実施する際は、交渉や納品の場面に立ち会い、商品を販売することの難しさ、そして商品を購入していただくことのありがたさを知る良い機会としています。
こうした仕事の“やり方”だけではなく、仕事の“意味”や“関係性”を深めて頂いた上で本配属となります。
一方で、中堅、ベテラン社員においては、従来の知識や経験値のままで業務を続けることなく、つねに新しい考え方を取り入れる事を求めています。
すべてはお客様の繁栄に寄与できる会社を目指す為に、オリヤスは社員全員のレベルアップを常に考えています。
情報の共有
特に営業部門においては、販促、商品情報を全員で共有し、その情報をそれぞれのお客様への提案につなげることで、全体の提案の質の向上を定期的に図っています。また在庫商品、“推奨商品”を電子カタログで管理し、メーカーの情報だけに頼らず、現場の生の情報をお客様に提案できる体制を構築しています。
ビジネスセミナー参加
会社内だけで業務改善の方法を模索してみても、どうしても過去のやり方のまま非効率さを引きずってしまうものです。オリヤスでは、社員全員が年2回の様々なテーマのセミナーに参加することで、常に外部の新しい方法論を学び、社内にもたらすことで業務改善の成果を上げています。
定型業務のマニュアル化
あらゆる業務のマニュアル化を積極的に行い、それを共有することで、新入社員にも早い段階で活躍してもらえるような体制を構築しています。またそのことにより、担当業務の変更もスムーズに対応できるようになり、年に一度の“リフレッシュ休暇”や、産前産後休業(産休)などの取得も可能にしています。
再発防止
1週間のうちに発生した社内外のクレームは、報告書をあげて、翌週月曜日の部門長ミーティングで取り上げます。素早く改善を図り、該当部門以外でも全社共有することで、同じ問題の再発防止に努めています。
オリヤスでは、新入社員を予定されている部署にすぐに配属することはせず、基本的に社内すべての部署で数か月ずつ研修し、結果的に1年ほどの研修期間を経てからの配属となっています。各部署の役割と現状の課題を知ってもらい、全体の最適化を図れる担当になってもらうためです。
新入社員は業務の習熟と理解を深めるため、毎週末に社内研修レポートを書いてもらいます。このことは、上司が新入社員の理解度の進捗を確かめるだけではなく、業務の疑問点、あるいは口頭では伝えにくいことを吸い上げて、一緒になって解決するための材料に致します。さらに中堅・ベテランが当たり前と思っていた不合理な点をも抽出して、業務改善につなげる貴重な資料としても活用しています。
システムの関係で、受注入力業務を一旦停止しなければならない時があるが、その後の開始のタイミングがわかりづらい。声を掛け合っているが席を外している人には伝わっていないのではないか。
受注入力停止の合図をする当番のPCに、立て札を作成しいつでも入力可能かわかるように改善しました。
○○店様の発注書にある「手書き入力欄」への記入が多く、商品の確認にかなりの時間が取られる。発注書の手入れが必要。
営業担当者に相談し、○○店様用の商品カタログ(写真付)を作成。それに発注数を入力していただくように改善した。